或る闘病記

生きるって楽しい。

2018-01-01から1年間の記事一覧

砂嵐 | ダンス

本日、退院しました。 全てが砂嵐のごとく過ぎ去った148日でした。 この148日間、僕は死と向き合いながら、ひたすら生について考えていました。 どうして生きているのか。 あるいは、何の為に生きているのか。 そして、生きる意味とは何なのか。 結論から言…

血液型チェンジ!!

なんとなんと! ついに! 血液型が! 変わりました! 凄いですよね。人間って血液型変わるんですよ。造血幹細胞移植は血液型を変える唯一無二の方法なのです。 AB型 → O型 になりました!!! (もちろんRh+) なぜかと言うと、ドナーさんの血液型がO型…

骨髄移植の “ウラ側”

こんばんは! 今日無菌室から出られました!今は通常個室でのんびりしてます。いちばん端っこの部屋なので景色がいいよ〜。 これがどこだか分かったあなたは京大生ですね!同士!! さてさて。 本日は骨髄移植について復習してから、「骨髄移植の “ウラ側” …

ソウル

2016年11月3日、文化の日。 2年前の今日、愛車が納車された日、僕はある山奥の病院のベッドに横たわっていました。肺炎でした。 そして翌々日、16年11月5日。退院間際にナースステーションへの呼び出し。医師が放った重い一言。 たった数秒。その有様を、僕…

骨髄移植! 無菌室!

こんばんは! 元気になってきたので、今日はいよいよ超大物ネタで飛ばしていきたいと思います! 今日紹介するのはこちら! ⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎ 日本国内最大!? 超快適クリーンルーム! そして! 食事可能!スマホOK! 超…

全身被ばく

おどろおどろしいタイトルを付けましたが、今週から全身被ばくが始まりました(本当です) 事故後の福島第一原発の敷地内に丸裸で数年間過ごすレベルの被ばく線量を浴びに行きます(笑) こわ。 そこで、今日は誤解を生まないように、原子物理を絡めながら医…

パワー

あまり心の整理がつかないまま文章を書くと表現が拙くなって、余計に伝わらなくなります。 今日は多分、そんな拙いやつです。あんまりパワーがない文章かな。 ドナーが見つかり、9月20日に退院しました。 そして今日、骨髄移植のために再入院しました。 ちょ…

近況報告

お久しぶりです。 1ヶ月以上更新をサボりました。しんどかったわけじゃないです。単に忙しかっただけです。大学からレポートが大量に出ていたので許してください。 結局、この2ヶ月で Word形式のレポートを30枚 手書きでのレポートを55枚 合わせて85枚のレポ…

Summer!

夏休み満喫中の皆さんこんばんは! レポートをまだ10個残した大学生が、今夜もテンション高めでお送りしていきます! 手持ち花火でレポート全部燃やしてやりたい。 金曜夜から今朝までの外泊は、とても満喫しました。36日ぶりの外出でした。家に着いて、自分…

B-ALL

皆さんこんばんは! 僕はここ1ヶ月で体重が9キロ落ち、再び腹筋が綺麗に割れてきました! ライザップ! ちなみに京大病院のリハビリルームには InBody770 とかいう超お高い体組成計があります。 こちらの機械、お値段税込330万円です。 330万円ですよ! とい…

謝謝!

皆さんニーハオ!(僕は中国語を2年も取ってたので「ニーハオ」が喋れます!) ニーハオとシェイシェイ以外は忘れました!「皆さん」って何やったっけ。 俺に単位くれずに中国語もう1年再履修させてくれた教授、謝謝! さてさて。 この「或る闘病記」、なん…

ウホウホ、ウホ!

「お前の闘病記難しすぎるねん!」 「病気について書いてくれてるのも嬉しいけど、もっと入院生活についても書いてよ!」 などなど、数々の苦情が山のように寄せられている本闘病記ですが、今日は期待に応えてゆる〜く行きたいと思います! お見舞いに来てく…

Dogma ードグマー

ドグマ。 日本語では、教義・教条などと訳されます。 固定された堅固な信条のことです。 生死の境で生きる患者達には、あるドグマがあります。 それは、 「 病とは、不幸そのものではない」 というものです。 病によって、気付かされることが沢山あることを…

コドックス・エム・アイバック

え〜らいカッコいい横文字タイトルにして何カッコつけてんねん!とか思った人結構おるんちゃう?笑 分からん人多いやろなぁ。 ちょっと解説しますね。 エム・アイバック am・I・back Oh... am I back ?? 何言うてんねん。 「俺戻って来たん?」て。 アホか。…

Fight, again.

━━━ 序文 ━━━━━━━━━━━ 405日ぶりに、闘病記を再開する。 これは、白血病ステージⅣと診断された、少し気の強い20歳大学生の、或る闘病記だ。 ひとつ、聞きたいことがある。 こんな人間のことを、あなたはどう思うだろう。 どうしてまた病気に、とか 生きるの…