Summer!
夏休み満喫中の皆さんこんばんは!
レポートをまだ10個残した大学生が、今夜もテンション高めでお送りしていきます!
手持ち花火でレポート全部燃やしてやりたい。
金曜夜から今朝までの外泊は、とても満喫しました。36日ぶりの外出でした。家に着いて、自分の部屋に戻って、あぁ夏が来たんだ!とか思って、泣いてしまいました。
今日はそんな、僕の短い「夏休み」について書くので(闘病記としては)あまり面白くないです。闘病記というよりただの日記です。まぁ普通にいいこと書いてるんやけどね。最後までお付き合いを。
とりあえず、外泊中何をしたのか、夏休みの小学生の日記みたいに書いていきます。
8月3日 金曜日!
17時に終わる予定だった輸血が19時まで伸びました。おかげで高校の担任に会う約束してた予定が吹っ飛びました。悲しい。
19時に病院を出て、帽子を買いに行きました。ニットやと暑いし、キャップやと禿げてるん見えるし、どうしようかなと思ったら、意外と自分がハット似合うことに気付きました。そんな感じの人河原町にいっぱいいるやんって親に言われました。それ褒めてるんかな。
帽子買ったあとは公開初日のミッション・インポッシブル/フォールアウト見ました。個人的に、今作はシリーズ史上最高やと思います。大満足。夜中の2時に帰宅。
8月4日 土曜日!
取り敢えず毎日病院に戻ってバイタルチェックしないといけないので、戻りました。マイカーのRX-8を久しぶりに病院まで運転してあげました。
病院で2時間輸血した後、陸上をちょこっと教えさせてもらってる高校に、恩師と生徒達の顔を見に会いに行きました。暑すぎて倒れそうやったデ。
お昼は、高校時代の先輩後輩達とポムの樹でオムライスを食べた後にカッコつけて奢りました。逆、逆。俺が奢られる方やって。あいつら当たり前みたいな顔しやがって!(悪口)
おやつに鎌倉パスタ食べて、(食べすぎ)
それから高校時代の同級生3人で河原町でタイ料理食べに行きました。熱帯食堂ってとこです。むっちゃ美味しかった〜。タイのビール美味いな。40日ぶりの酒、ホンマに泣きそうになった。
酔いを醒ましに鴨川納涼も満喫しました。今年初めてのお祭り。
土曜日の最後は、中学時代の友人とドライブしました。サプライズで友人父のランボルギーニにも乗せてもらいました。阪神高速8号を最速270キロ。オープンカーなので髪の毛なくなるかと思いました。お値段3500万円。素晴らしいよね、獣のようなV12エンジンのサウンド。動画もあるけど自主規制(笑)
(画像は友人のインスタ拝借しました。カッコ良すぎ。シザーズドアと言って、ドアが上に開きます。)
8月5日 日曜日!
朝5時に起きて洗車しました。洗車職人の朝は早いよ。ピカピカです。近所迷惑。
そのあと病院に戻ると、同じ車が!
僕は考え方が小学生なので隣に停めます。
こんな感じでアホなことしてたら、病室に戻る手前で、案の定、元気よく嘔吐しました。まぁ5時に起きて洗車した後に朝飯たらふく食べたら誰でも吐くよね(今日この件で看護師さんにメッチャ笑われました)
ということで、体調の悪さと相談して、泣く泣く日曜日の予定を全てキャンセルすることにしました。
というのは嘘です。
葛藤。
〜 俺の脳内 〜
悪魔「ここで予定キャンセルせず体調壊したとしても、後悔するのは1日だけ。キャンセルしてしまったら、次の外泊まで1ヶ月後悔するわよ。」
天使「遊べよバカヤロウ!」
ということで、主治医が当直じゃないのをいいことに、サラッと病院を後にしました。遊びます。
お昼は、高校の後輩達とラーメン。四条烏丸にある「すがり」です。美味しかった。そのあと、足りずにマクド。(食べすぎ)(そんなんするから吐くねん)(またカッコつけて奢る)
で、お次はずっと見たかった劇場版「コード・ブルー」。今回の外泊でいちばん楽しみやったやつです。もちろんドラマはシーズン1から3まで全話見てますよ。
いやぁ、素晴らしかった。確かにストーリーは物足りない部分もあったけれど、総合的に良かったです。やっぱり、患者にしか分からないことってあるんですよ。このコード・ブルーは、その繊細な部分をちゃんと描いてくれてるんです。だから、どうしても人一倍、感情移入してしまうんですよね〜。感想は後ほど。
さて、そのあと、コード・ブルーに付き合ってくれた友人と美味しいアイス食べて、入院中読む用の本を探しに書店をウロウロして、最後は居酒屋で飲みました。美味しすぎて写真撮ってないんやけど。鱧の天ぷらと辛口の日本酒、最高。The・京都の夏。
夜の帳も降りたので、河原町付近まで親父のオープンカーで迎えにきてもらって、酔いをさましました。
絵に描いたような夏休みじゃない?笑
みんな俺のワガママに付き合ってくれて本当にありがとう。幸せ者です。
ちなみに、そんなふうに2日間遊びまくったせいなんか、よく分からないんですが、今日は朝から体調崩しまくっててヤバいです。担当医曰く「バカヤロウ」。
ここまで闘病記らしいこと一切書いてないんで、コード・ブルーの名言でも書いときます。
「大切な人間に、胸を張って大切だと言えることが、いかに尊いものなのか」
山Pが言ってました。
想いは、言葉にしたって半分も伝わらないんだ、と。
まぁ、あそこでボロボロに泣いちゃいましたね。
(というか、山Pのセリフの後にミスチルのHANABIが流れたら、どんなセリフでも感動的になるんですよ。仮にセリフが「食いしん坊、万歳!」でも、直後にHANABIのイントロ来たら、泣けます)
そろそろ脱線してきたんでやめときます。
(「お前がふざけて書いてるやつ、元気なのはいいけど半分くらいスベってるぞ」って友人に怒られました。知ってます)
何の話やっけ、
そう、想いなんてものは、いくら言葉にしたって、そのまま伝えられるなんてことはないんですよ。
でも、全て伝わらなくてもいいと僕は思うんです。
言葉のほんの一部分だけが、伝わればいい。そう思います。
ほんの一部分だったとしても、人を大きく動かすことはできる。言葉には、そういう力があるんです。
僕が闘病記を続ける理由は、ふたつ。
ひとつは、今そして未来の自分を、何らかの形で救ってくれるものであるから。
そしてもう一つが、言葉に想いを乗せて伝えることで、何かが変わる気がするから。
だから、どれだけ拙くても、表現しきれなくても、とにかく自分の言葉で、自分の想いを見えるようにする。伝えるようにする。
あるいは、それは今の僕に課された使命のようなものなのかもしれないのです。
あと何日、何週間、何年生きることができるのか、そんなこと誰も知らない。けれども、病人であろうがなかろうが、人はそもそも、「限られた時間の中」を生きているんです。
「伝える」ということに必要なのは、語彙力でもなければタイミングでもない。
限られた「一生」のなかで、少しでも多くの想いを届けたい、ただそういう気持ちだけでいいんです。伝える場所とか、方法とか、そんなの二の次でしょ。別に、それ自体が綺麗な形をしてなくても良くないですか? ぐちゃぐちゃのままでも、とりあえず伝えてみませんか?
明日やろうは、「バカヤロウ」です。
いつのまにか大人になって、いつのまにか素直に表現することを忘れた、全ての人達へ。
体裁は気にしなくていい。伝えられるときに、ちゃんと伝えた方がいい。
帰宅できたので、久しぶりにピアノを弾いてみました。夏といえばこの曲ですよね。ぜひ、あなたの小学生時代の夏休みを思い出しながら、聞いてみてください。
純粋に想いを伝えられた、あの頃の気持ちを忘れることなく、また来年も夏を過ごせますように。
それでは。