なんで、私が肺炎に?
お久しぶりです。
近況報告をしてくれと言われた気がしたのやります。
3月8日から11日まで、お泊りイベント「可愛い看護師さん達と一緒に春休みを過ごそう2019」に参加してきました。
嘘です。
検査入院でした。
入院とはいえ検査のために入院するだけです。特にどこかめちゃくちゃ悪いってわけでもないんですよ、検査がめんどくさいだけで。
今回受けた検査は、、、
気管支鏡検査!!!
何と肺の中に直径6mmくらいの管を入れちゃいます。口から。おえ〜〜〜。
なんでそんな検査をすることになったかというと、3/6にレントゲンを撮ったとき、肺が真っ白やったんですよね。ほら。
正常画像と比較すると一目瞭然。
いわゆる肺炎です。
おしまいおしまい。
はい、エンド。(肺炎だけにね)(やかましいわ)
移植後に、ドナーさん由来のリンパ球が皮膚や臓器を攻撃する(GVHD)のはよくあることなんですよ。そらドナーさんの血からしたら僕の身体全部敵ですからね。
実際のところ、咳き込むことはあったのですがまさかここまでとは、という感じでした。よくこんな身体で志賀高原(長野)に夜行バスでスキーに行ったよなぁって感じ。(志賀高原はめっちゃ楽しかったです)
とにかく検査で、肺が真っ白になっていたので主治医に「はーい明日から(検査)入院ね」と言われたのです。まぁ入院といっても検査だけなので甘く見ていました。
翌日 3/7 入院。看護師さんに「久しぶり〜💕元気にしてた〜???」と熱い眼差しで迎えられ(社交辞令)、ワイワイ楽しく過ごしました。
(このブログが新聞とYahoo! に載ったのはみんな知ってて、めちゃくちゃ恥ずかしかったしこの記事も見られていると思うと変なこと書けないです、マジで)
看護師さん見てるか〜????
はい。
3/8 ついに気管支鏡検査。
まずは喉に霧吹きで麻酔をします。シュッ、シュッ、シュッて100回くらい。舌と喉の感覚がなくなっていき、唾も飲み込めなくなります。口の中いっぱいに新聞紙貼り付けられた感じ。
ここから本番。いよいよ気管支鏡を入れていきます。
は?
太い太い太い。
しかも気管に入っていくわけで。
そこは物が通る道じゃないねん空気の通り道やねん💢💢💢💢💢
ゲェッホ、ゲェ〜 ゲェゲェゲホゲッホグェゲッホグェッホグェグェゲッホゲッホグェゲェ〜〜
口の中に新聞紙を詰められながら(比喩)、舌の奥をスプーンみたいなやつで強く抑えられ(強烈な吐き気)、さらに気管に物が入っていくゴソゴソした感覚、
さらに気管支内に麻酔薬を追加投入されます。気管支が死んでいく、、、
なんて日だ!
こんなことならそういう検査や言うといてくれよ!!!
大袈裟やろ!と思う人は「気管支鏡検査」と調べてみてください。候補の2番目に「気管支鏡検査 苦しい」が出てくるはずです。胃カメラとは訳が違うぜ、、、
(普通にしてても咳が出る状態なのに、φ 6mmの管なんか突っ込まれたらヤバイでしょ)
というわけで、地獄の1時間でした。
(数多の検査をしてきましたが、もう二度とやりたくないと思った検査はこれが初めてです)
さて、病室に帰還。
しんどい検査やったなぁ、と思いながら勉強に勤しみます。
勉強?
そうです。僕はとても真面目な京大生なので、春休みにも勉強をします。
というのも、TOEICが2日後に迫っていたのです。そして今夏の大学院入試1000点満点の中にTOEICのスコアが200点分入ります。
ヤベェ。
一体俺は明日退院してTOEICを受けられるのか?
どうなる俺の大学院入試!!!!
3/9 退院予定の日。
レミオロメン/3月9日を聴きながら体温を測ります。
(全然関係ないんですけど、3年前の3/9にこの曲を聴いて京大の合格発表のHPを開いたら受かっていて大泣きしたので、この曲は僕の大切な曲なんです)
いいですよね、歌詞が。
瞳を〜閉じれば〜?
40.4℃ 。
SpO2 93% 、、、
酸素マスク装着。
絶対昨日の気管支鏡検査のせいやんけ💢💢
上手くはいかぬ〜 こともあるけれど〜
天を仰げばそれさえ〜 小さくて〜
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
翌日、3月10日。
第238回 TOEIC 公開テスト実施日。
体温、少し下がって38℃。
SpO2 96%。
体調、最悪。
「先生、どうしてもTOEIC受けたいんですけど、、、」
「いいよ!」
「いいよ」??!?!?!
京大卒の先生、凄く理解があるんです。
外出許可を貰います。試験は12:30から。
というわけで。
試験会場に到着して、とりあえず受けてきました。リスニングには自信があったはずなのに中国の空港にいる感じでした。リーディングは圏論の入門書くらい意味不明でした。結果はまた報告します(笑)
いや〜 色々あったなぁ、と。しかし何とかなるものです。肺炎でTOEIC、稀有な経験でした。
pacient(患者)だから pacient(勤勉)やし pacient(忍耐強い)んですよネ。
(我ながら英語を絡めて上手くまとめたゾ!!!!!!)
ちなみに、肺炎は正式には「間質性肺炎」といいます。ステロイドで治療すればすぐに良くなることが多いです。今はプレドニンを1日40mg服用しているので顔がパンパンマンです(ムーンフェイスといいます)、また詳しく話しますね。
結局、熱も下がり翌3/11には退院しました。
そして翌日から東京へ。
は?
まぁ予定していたので、退院して自由になっちゃったら行きますよね。鳥かごから出したインコに「じっとしとけ!」って言う方が無理ありますよ。僕は抗がん剤治療中に外出して河原町で酒を飲むような奴です。(実話)(めっちゃ怒られた)
いや、久しぶりの東京は楽しかったですよ。
渋谷、表参道、新宿歌舞伎町、六本木ヒルズ、国会議事堂、上野動物園、銀座、築地、飯田橋、御茶ノ水、丸の内、etc... 3日間アクティブに遊んできました。(東大病院も見てきたけど、やっぱり京大病院の方がいいわ)(東大病院って年間1,000億円赤字らしいよ)(京大は300億円近い黒字で今年新棟が立つよ)
東京から帰ってきたその足でまた何食わぬ顔して病院に行きましたが、検査結果もOKでした。とりあえず一安心。主治医も笑顔笑顔。(東京の話をしたときはやや引きつっていました)
さてさて。
昨日はグランフロント大阪に行きました。若年世代(AYA: adolescents and young adults) の癌患者さんとの交流会に初めて参加しました。めちゃくちゃ楽しかったし、同世代との交流ができて本当にいい経験になったので、また後日詳しく報告します。楽しみにしておいてください!!!
これから数ヶ月、様々な報告があると思います。またちょくちょく更新していきますので、今後ともよろしくお願いします。
まだまだ闘いは続きます。(色々な意味で)
最近お会いした一部の方には報告しましたが、もう少しすればブログにも書けると思います。厳しい闘いです。
To be continued...