骨髄移植! 無菌室!
こんばんは!
元気になってきたので、今日はいよいよ超大物ネタで飛ばしていきたいと思います!
今日紹介するのはこちら!
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日本国内最大!?
超快適クリーンルーム!
そして!
食事可能!スマホOK!
超ゆるゆる骨髄移植!?
さらに!
一家破産の予感?
医療費ついに4桁万円!?
の3本立てです。
かなり気合入れて書いたし、もうタイトルだけで既に面白いんで、5分くらい我慢して最後まで読んでってくださいね!
ではまず、
日本国内最大!?
超快適クリーンルーム!
の話題から!
最初に写真を載せちゃいましょう!
どん!
「え、こんな部屋なん!?」
「広い!」
「思ってたよりも綺麗!」
「透明のビニールみたいなやつじゃないの?」
とまぁ月並みな感想を抱いてるそこのあなた。
これは一応最新の無菌室ですよ、しかも国内最大(教授談)
普通はこんなに綺麗じゃないし狭いです、広くすればするほど空調も大変やからね。
実はこの写真の左側にシャワー室とトイレ、洗面台まで付いてるので、実際の部屋の広さは写真の2倍です。広すぎ。Wi-fi完備、冷蔵庫2つ、トースター機能付き電子レンジ、DVD視聴可能のテレビ。至れり尽くせりですよ(1泊3万円)。
さてさて。
まずはどうして、そしてどのくらいの期間無菌室にいるのかについて簡単に説明しますね。
骨髄移植を行うにあたって、自分の造血幹細胞を完全に殺してしまうのは前回のブログで書きましたよね。
そうすると、白血球は完全にゼロになります。
このいちばん上の数字、0.05> と表記されているのが、血液1μLあたりの白血球数(×10^3)です。成人男性なら2,900〜8,900あるところ、僕の場合は50を切って測定不能になっています(おそらくゼロ)。
つまり、いま僕の身体に白血球は存在していないのです。
これがどういうことかと言うと、例えば植物を触ったら死にます(笑)
注 : 植物ないしドライフラワーの表面には多くのアスペルギルス細菌が付着しており、またそれは空気中に菌糸を放出しうる可能性があります。健常者には全く問題ないですが、免疫不全者にとっては命取りです。多くの病院はこの理由で花の持ち込みを禁止しています。
とまぁ、そういうレベルなのです。
空気中には、このような細菌のほかに真菌(カビ)も漂っていて、実は僕も二ヶ月前、骨髄抑制で白血球の少なかった時期に外の空気を吸ってしまって、肺にカビが生えました。怖いですよね。本当に外の空気吸うだけで死ぬんですよ。
だからいま、スーパークリーンルームに入ってるわけです。
ドナーさんの骨髄が生着したら、白血球数も増えてくるので、そうなるまではここにいます。
とはいえ、(お見舞いに来てくれた人はご存知の通り)この病棟は入り口が二枚扉になっていて、扉を越えると廊下から無菌状態になっているのです(廊下がクラス10,000、通常病室がクラス1,000)。
クラスというのは空気1立方フィート(28.8L)中に含まれる0.5ミクロン以下の粒子数のことで、数字が小さい方がクリーン度が高いというものです。
そして今いる病室のクリーン度は100。
これはロケット部品の生産工場とかヤクルト工場とかと同じくらいのクリーン度です。
(それ並べるなよ)
(いやヤクルトってすごい)
じゃあクリーンルームやったら服とかどうすんの? スマホ持って入れるん?とか思いますやん、
よく分からんけど大丈夫!
余裕で持ち込みできます。服も普通にパーカーとスウェットです。何でや。
昔は多分そんなに緩くなかったんでしょうけど、今は部屋が高性能なので、多分これでも大丈夫なんやと思います。
部屋の仕組み、どうやって無菌にしてるんか、結構気になりますよね。
簡単です。風です。
かぜ?
天井で作られた無菌の風を流して、ベッドの頭の部分から吸い込んでいます。この風の流れで、外からの空気をシャットアウトするエア・カーテン方式なのです。
凄いね。
一つ目のトピックでこんなに話してしまいました。
2つ目に行きましょう。
食事可能!スマホOK!
超ゆるゆる骨髄移植!?
いやマジか、と思われるかもしれませんが、マジです。「移植」の中でいっっっちばん緩いです。外科的な手術は一切行いません。友達何人かに「移植なう!」って送ったら頭おかしい奴やと思われました。事実やもん、しゃーないやん。(無事に終わりました)
上の図のように、骨髄移植は輸血みたいな感じで行います。自分の造血幹細胞がいなくなったところに、ドナーさんの腰の骨から採取した造血幹細胞を移植するのですが、その方法は極めて簡単で、ただ中心静脈に流し込むだけなんです。あとは勝手に体内を流れて10日ほどで生着し、いつのまにか血を作ってくれるようになるのです。凄い。
骨髄移植を行う日、まず朝ドナーさんが骨髄をどこかの病院で採取します。それを専用の保存車で輸送し、病院内で加工してから僕の元に届きました。その頃には夕方になっていました。
骨髄移植は、学生も見学すると伝えられていました。彼らにとって初めて目にする骨髄移植。ぼくはお手本になるような骨髄移植をしようと思っていました。彼らも緊張してた面持ちで見に来るはず。事前に知識を入れて、骨髄移植のいろはを学び、そしてようやくこの日を迎えるのです。ちゃんと見せてあげないと。
ところが。
主治医が骨髄を持ってきた時、そう、教授が学生さんを一緒に連れてきたその時、まさに僕はローソンのサクサクメロンパンを食べていました。サクサクメロンパンです。サクサクメロンパン。
「こいつ今からもう移植始まんのに何しとんねん、、、」
とでも言いたげな学生さん達の目は冷ややかでした。苦笑い。
メロンパンを横にどけて、何やかんや準備。すぐ骨髄移植が始まりました。「もう食べてもいいよ」って言われたので移植開始早々続きを食べはじめると、学生さんはいよいよドン引きしてました。教授は学生さん達に骨髄移植について様々な説明をしていましたが、僕が無心にメロンパン食べてるのが気になって話あんまり入ってない感じでした。ごめんなさい。
(メロンパンにまたひとつ想い出を作ってしまった、、、)(お腹減っててん)
移植はこんな感じです。意外と普通でしょ?
スマホいじっててもOK. もちろんサクサクメロンパンもOK.
さて本日最後の話題に移りましょう。
一家破産の予感?
医療費ついに4桁万円!?
はい。ということで最後の最後にシビアな話ですね。まぁ結論から言うと日本の医療費制度は素晴らしいので破産はしません(笑)
6月分、3日で51万円。
7月分642万円
8月分296万円
他にも外来1日で7万円。
そして9月分126万円(中旬以降一時退院)
計 ¥ 1,123万 8,260円!!
いやこんなに行く?笑
これたったの3ヶ月分やからね。
新車でポルシェが買えるよ!!!🚗
しかも移植前。歯科口腔外科分は別払いやし。
それに、まだあと10〜12月の3ヶ月分あるから。10月移植してるから。やばいよ。笑
2,000万円超えるかもね〜。フェラーリ買えちゃうやん。
まぁ実際払った額で言うと数百万円くらいです。そして高額療養費制度によって、その多くが返金されます。(支払いは最大で月15万円)だから正味の支出としては50万円ほどですね。それもほとんど民間の医療保険でカバーできてるしね。良かった良かった。
ちなみに、僕はもう一生、普通の民間医療保険には入れません。僕は一昨年癌になる3ヶ月くらい前に新しく医療保険に加入していたので命拾いしましたが、入っていなければとんでもないことになっていました。こうなる前に、皆さんもちゃんとした医療保険に入りましょう!怖いよ!癌になったら入れなくなるからね!
それにしても高い学費ですよ。以前のブログで言ったと思うけど振込先京都大学やからね。学費と同じ用紙。
せやけど日本の医療費制度は凄いよね、やっぱり。結局、1千万円以上税金で払ってもらいましたから。国家予算に占める医療費の割合ってすごいけど、(一般会計予算97兆円に対して国民医療費42兆円)、そこそこ僕が使っちゃってます、すみません。社会人になったらちゃんと滞納することなく払いますわ。笑
さてさて、今日の3本立て、内容濃い感じでしたが如何でしたか!
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《最近いいね少ないのであんまり書く気にならないです(嘘)》
それでは! おやすみなさい!!
今日も良い夢を!!!