血まみれ〜
一昨日のブログでも報告したように、昨日、胸骨のワイヤーを抜去する手術をしました。結局、ワイヤーは2本抜きました。傷口を広げて抜くので、もともと深さ1cm、直径2cmだった傷口が深さ1cm、直径5cm程度に広がりました。流石に直視するとかなり赤い肉が露出していて痛々しいですが、別に痛くもかゆくも何ともなかったので、特に気にも留めませんでした。まさか、この傷があんなことになろうとは、この時は思いもしなかったわけで...
全身麻酔は結構楽しみだったんですが、今回は割と麻酔に抵抗できました。注射開始から30〜40秒くらい意識がありました。麻酔科医は僕の心中を読み取ったのか、「はい、ちゃんと深呼吸してください」と言われました。身体がふわふわと浮くような感覚があって、気がつくと手術が終わっていました。
そうそう、手術時間、何分だったと思いますか?割と早かったですよ。ちなみに、麻酔時間は2時間ほどでした。
昨日の手術時間はですね、
何と、
15分! 速い!!
まぁ肺の部分切除手術を30分でやってのける大学病院ですからね。チタンワイヤー2本ごとき、胸骨までメス入れた後ちょちょいのちょい、って感じでしょうか。麻酔から覚めて第一声、「もう終わったんですか⁉︎」と叫んでしまいました。でもよくよく考えたら、意識が飛んでるから速かったかどうかなんて知らないはずなんですけどね、笑
今日は、手術の翌日でしたが、出席点を求めて一限から大学に行きました。割と調子よく講義を聞き流し、友達と学食を食べてから、今日は午後休だったので家に帰りました。洗面所で手を洗って、...
あれ?
何か服濡れてない⁇
あああああああああ
パシャリ。
どうしたらいいか分からん時って、取り敢えずツイッターで呟くか写真撮るかしちゃいますよね。両方しました。
この時点でガーゼは血まみれ、服は真っ赤っかです。
どないすんねん、家に誰もおらんし...
救急車呼ぼかな...
でも入院患者やしややこしいで...
救急車の到着平均時間は9分... ほんで到着後に京大病院に送ってくれって言うんか... タクシーやあるまいし... そんなに待てへんし...
あ、タクシー呼ぼかな... いやでも、もしタクシーの白いシート血で染まったら賠償えらいことになるな... まず乗せてくれへんやろ... 運ちゃんに救急車呼ばれるのがオチや...
こういう時って、人間、割と冷静に頭が働くんですよね。
( ・∇・)!! せや!
自分の車があるやんけ!!
ということで血まみれのまま、シートにタオルを敷いてエンジンを掛け、いざ出発!こういうとき、やっぱりスポーツカーで良かったなと思います。速い速い。病院まで血まみれのままぶっ飛ばします。排気音が甲高く唸る。ハリウッド映画さながら。気分はジェイソン・ステイサムです。僕も彼もハゲているので似ています。
ということで10分ちょっとで病院に着きました。やっぱり正しかった。
血まみれの部分を隠しながら、病棟まで駆け上がりました。予め病院には電話していたので、主治医と担当医と看護師数名が待機してくれていました。
助かった〜
看護師さんも流石に驚いていました。
処置室も血まみれです。ジーンズやパンツまで血に染まりました。
今日は流石に病院に泊まらんとあかんかな、と思ったら「じゃあ帰ってもいいよ」と言われました。何やねん。というわけで今は家に帰って血まみれのシャツを洗濯しています。
今日はもう何でもええわ、ユニクロの黒Tシャツと黒のエアリズム着ていったろ!と判断した今朝の自分の頭をしこたま撫でて褒めてやりたいですね。高い服着てなくて良かった良かった。
明日は、今日のことに懲りずに大学にちゃんと行きます。もし講義中に出血しても救急車は呼ばないでくださいね。9分もあったら病院に歩いて行けますから。笑
ではおやすみなさい。