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或る闘病記

生きるって楽しい。

ブラック・ジャック

 

 病気というものが生命の自然淘汰システムであるとするならば、それに抗うことはエゴなのかもしれない...

 

 医療はエゴなんだろうか。

 

 ブラック・ジャックを読むといつも変な感覚に襲われるのは、こういうところかもしれない。無免許の天才外科医。数千万の大金を積めば難病でさえ治してしまう、そんな医師を通して手塚治虫は何を伝えたかったのだろうか...。

 

 

 

 あ、ややこしい話はこの辺でやめときます。続きはまた書くかもしれないし書かないかもしれない。

 

 

ところで。

 

ブラックジャックの助手ピノコをご存知でしょうか。

 

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そうです、この可愛らしい子ですね。

実は僕の身体の中にはピノコがいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

って感じですよね。

分かる人には分かるかもしれない。

僕も最近知ったわけで。

まさにアッチョンブリケ

 

 

 

まずはピノコがどのようにして生まれたかということですが、彼女はもともと人間として生まれてきたわけではありません。ブラックジャックの手によって「作られた」のです。

 

あらすじはこう。

 

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ある日、ブラックジャックのもとに、大きな腫瘍を患った資産家の娘が運び込まれてくる。その腫瘍は畸形嚢腫(奇形腫)と呼ばれるもので、胚から分化して身体の様々な部位になったものが腫瘍の中にバラバラに入っていた。

 

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 しかしこの腫瘍、どういうわけか意思を持っており、切除を超能力で妨害してくる。そのためブラックジャックはその腫瘍を生かしてやることにし、切除後、腫瘍の中にあった身体の各部のパーツを繋ぎ合わせて人間を作った...。

 

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 こうしてピノコが誕生したのです。実際にはそんなこと出来ないんですけどね。マンガですから。

 

 

 ただ、僕の身体の中にピノコがいるというのは本当です。

 

僕の場合は

 

縦隔原発胚細胞腫瘍

非セミノーマ

奇形腫・卵黄嚢種混合型

   ↑

これですこれです!

 

握りこぶしより少し大きいくらいの腫瘍の中に、胚細胞から分化した様々なもの(髪の毛、脂肪、骨、歯など)が詰まってるんですよね。肺とか心臓とかの近くにそんなものがあるなんて。つくづく人間の身体って不思議だなぁと思います。というか胚細胞って本当に何にでもなれるんだよなぁって改めて驚きました。そりゃそうか。あなたも私も、もともとたった一つの細胞から生まれてきたもんね。すごい。そして理論上は分かっていても、実際のところやっぱり分からない。

 

 iPS細胞にも期待しちゃいますね。何にでも分化できる細胞。生命の神秘。がん細胞を殺傷するキラーT細胞まで作れるというから驚きです。あ、そうそう、病棟からiPS細胞研究所も見えるんですよ。そりゃそうか。

 

 では今日はこの辺で。おやすみなさい。